“RING JACKET Napoli Shirt”
category: RING JACKET Napoli
No,04 (2020,09,13)
前回(20200906)、”RING JACKET Napoli” アイテムが人気ですと投稿させていただいて、
RING Napoli アイテムのきっかけがシャツであったと書きました。
「ナポリといえば仕立ての聖地、脈脈と受け継注がれる手作業工程による物作りには独特の味と雰囲気が宿る。レーベルスタート時から継続し好評を得ているシャツはその典型だ。」
“RING JACKET Napoli Shirt”
実は20FWシーズンは原点回帰とも言えるスペックでの展開となっています。
その先日到着したばかりのシャツを目の前にして、やはり今回はそのシャツについて書きたいと思った訳です。
私自身も思うのですが、シャツというアイテムがここまで重要な要素になるとは思ってなかったのが正直なところと本当のところです。
著名某伊メーカーや、著名某仏メーカーの様、手作業縫製での仕様をうたっていなくとも、世界的に最高級のシャツとして認知されているシャツメーカーも数多く存在しております。
ですので、「何がこうだから良い」という明確な正解はシャツにおいても無いというのも定説とされていますが、(逆に駄目と言える物はあるかなぁ、、。)
マジョリティ的な判断基準ですと使われている生地の繊細さが評価基準とされているのは認識していますが、私は面と、体感という点も含めRING JACKET Napoliのシャツはなかなか良いと思っています。
RING JACKET Napoli Shirtその原点は柔らかさとその味です。
皺一つ無い襟のハリ、新品時には感じられますがフラシの襟芯は数回の水通しによってそのハリ失う事なります。(常に皺のないハリのある襟の表情を求める方はお気をつけください。)
その効果は正に首回りにフィットしたサイジングであってもストレスを感じさせない事。
そして、柔らかに変化していく襟に施されている細かなステッチワークとその味です、
これはむしろ半永久的にハリをキープする仕様では味わえません。カフスに至っても同様です。
繰り返しますがRING JACKET が追求したのはクロージングアイテム同様、柔らかさと味のあるアイテムです。
前身を小さく、後ろ身を大きく、そして明らかな前肩のパターン、肩傾斜に、リングヂャケットクロージングパターンをシャツにも踏襲していますね。
バイアスであっても伸縮の少ないという、本来にドレスシャツに用いられるべきクオリティのシャツ生地が持つ特徴があるのです!(ドレスシャツに至っては常に適度なゆとりが必要です。)
ストレッチ性を持つ化繊が含まれたシャツ、それはもう身体のラインが出る程にタイトなシルエットを生むと思うのですが、個人的にはなかなかドレスシャツ、クラシックなアイテムとしては受け入れかねます。
身体の動きに対して追従性も持たせる為のゆとり量を背ヨークのギャザー、肩山のギャザーを手作業にて作り出す事で身体の動きに対し追従性を生み出しているのです。
これは先の前身を小さく、後ろ身を大きくに関係しており、身体の動きに対し追従させる為のナポリの手作業縫製技術と、リングヂャケット独自のパターン設計思想が融合した物です。
イタリア製のシャツ、数多くの著名ブランドが存在し特にナポリメイドのブランドは評価が高いと認識しています。ここ日本においても多くのインポートブランド、メーカーのシャツを購入できますが、
ここまでゼロからナポリのシャツ職人達とオリジナルの物作りを行っているところはないかと思います。
RING JACKETのクロージングアイテム同様、”RING JACKET Napoliシャツ” 着用したらその理由を体感として実感いただけるはずです。
今月はRING JACKET各店舗にてスーツフェアが開催されます。
その際に是非、+シャツにも目を向けていただけたら嬉しいです。
今でこそ少しの認知をいただいた私共のスーツ、基はといえば洋装文化に模倣し作り始めた物で、追いつけ! 追いつけ! 追い越せ!! で、例えばスーツのラペルの返り位置だって毎シーズンミリ単位のアップデートを施して、着用感だけなく、その空気感にまで神経使って作り込んでいます。
そのRING JACKETスーツに私共が理想とする最高のシャツをRING JACKET Napoliで!
RING JACKET MEISTER 206 AOYAMA
Staff & Press 津田