“THE COLOR OF TRAVELS”
category: “SEASON THEME”
No, 17 (2021,01,31)
19FW : 「Forest color」
20SS : 「Preppy & Havana」
20FW : 「Military & Work」
上記ここ過去3シーズンのテーマだ。
「カラー」、「スタイル」くくりと続いたが、実はその昔RING JACKETはシーズンテーマなど掲げていなかった。
“テーマ”というコンセプトがあると、“方向性”が決まってくる。
そしてシーズンがスタートするとその“方向性”を対外的に発信して行く。
接客時における「今シーズンのRING JACKETは○○です」の様に。
実は、対外的な発信の前に社内的な方向性を統一させる事にもシーズンテーマは一役かっていたりする。
前回 20210117投稿“RING JACKET MEISTER 206” でのコラムにおいて触れたのもその一例だ。
“テーマ”が掲げられているとそれが“そのシーズンにおけるトレンド=流行り”としても受け取られるのが一般的である。「Forest color」、「Military & Work」は正に色とスタイルにおけるトレンド提案なのであろうと考えた方も勿論多かったと思うのだが、実は直接的にトレンドを意識していないというのが本当のところだ。
勿論、例年開催されていたMilano Unica、PITTI IMMAGINE UOMOといった世界的な展示会を経てRING JACKETの物作りも進行して行くので、全くもってトレンドに沿っていないというのもまた事実ではないのだが、
トレンドと被る点もあれば全く被らない点もある。
これがここ数年RING JACKTが掲げるシーズンテーマなのだ。
コロナ禍影響で上記展示会も本来のスタイルでの開催が見送られている中、それこそ謳われている“トレンド”の影響力は落ちつつあると感じている。
そんな今でこそ普遍的な価値とスタイルを持つメンズクロージングを、みなさまご自身の価値観含め楽しんでいただく機会ではないかと思います。
その中でRING JACKETが提案する今シーズンのテーマに影響され、取り入れていただけると嬉しいですね!
“THE COLOR OF TRAVELS”が今回のタイトル、旅の情景の中にある色が2021年春夏シーズンテーマだ。
“Ocean blue” “Sunset color” この2つの色、実際生地展でも打ち出されていた訳ではない。
RING JACKETとして今気分な色を提案としている。
”Ocean blue”
かつて大きなトレンドとなったイタリアンブルーの“アズーロ”ともまた違う提案なのだが、リネン、カシミア×シルク、ウール×シルク×リネン、コットンなど生地がもたらす季節感を色と共に感じていただける提案となっている。
現在既に各店舗店頭においてはディスプレイとして打ち出しがなされている筈です。
“Sunset color”
文字通り海に沈みゆく太陽と空とのグラデーションが作り出すその色だ。
代表的なアイテムとしてはシャンブレー調のストライプ生地のジャケットで提案がなされている。
2020秋冬シーズンの「Military & Work」に比べ、色の彩度という点において対極的な印象をもたらす今シーズンをご期待ください。
RING JACKET MEISTER 206 AOYAMA
Staff & Press 津田